パイナップルダイエットの効果と正しいやり方・継続のコツ・注意点

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パイナップル

パイナップルダイエットの効果と正しいやり方、継続のコツから注意点までを解説します。パイナップルダイエットにチャレンジしたい方はもちろん、すでにパイナップルダイエットに取り組んでいるけれど、いまいち成果が出ないとお悩みの方もぜひご覧ください。

パイナップルダイエットとは

まず、パイナップルダイエットについて食品や栄養素の観点から解説します。

代謝アップを目指せるダイエット法

パイナップルダイエットとは、食事にパイナップルを加えたり、朝食をパイナップルに置き換えたりすることで減量とサイズダウンを目指すダイエット法です。数十年前に流行った「ビバリーヒルズダイエット」で活用するフルーツのひとつがパイナップルだったことで、広く知られるようになりました。

パイナップルは便秘やむくみの改善に役立つ栄養素を多く含み、ダイエットをサポートする食品として優秀です。特に注目されているのは代謝アップに役立つ酵素で、十分な量を摂取することで効率的なダイエットを可能にしてくれます。

低糖質でビタミン豊富なパイナップル

十分な甘みのあるパイナップルは、ダイエット中にどうしても甘いものが食べたいときにも役立ってくれる食品です。そんなパイナップルのカロリーは高いのでしょうか?他のフルーツとカロリーや糖質量を比べました。

パイナップル 生バナナ 生りんご 皮つき、生キウイフルーツ 緑肉種 生オレンジ ネーブル 砂じょう 生
エネルギー(kcal/100g)54kcal93kcal56kcal51kcal48kcal
糖質量(g/100g)12.5g21.4g14.3g10.8g10.8g
出典:日本食品標準成分表2020年版(七訂)

上記で比べたフルーツの中では、カロリーと糖質量ともにパイナップルは平均的な数値です。バナナやりんごよりカロリー・糖質量が少なく、ダイエットに向いていると言えます。

さらにパイナップルには、ビタミンCやセラミドなど美容に役立つ栄養素も多く含まれます。ダイエット時の肌荒れ予防効果にも期待できるでしょう。

パイナップルの栄養と効果効能・調理法・保存法|NANIWA SUPLI MEDIA

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パイナップルダイエットの効果

パイナップルダイエットにより期待できる効果を解説します。

タンパク質の吸収アップに

パイナップルには、プロテアーゼの一種であるブロメラインが含まれています。タンパク質分解酵素のブロメラインは胃液の分泌を促進し、消化を助ける作用がある栄養素です。タンパク質の分解を進めることで、その利用率を高めて筋肉作りをサポートしてくれます。

そのためパイナップルダイエットをする時は、タンパク質の豊富な肉や魚、卵などを一緒に摂取する方法がおすすめです。筋肉量が増えれば基礎代謝アップが見込め、脂肪の燃焼が効率的に行われるようになるでしょう。

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便秘予防に役立つ

パイナップルは、フルーツのなかでもとりわけ不溶性食物繊維の含有量が多い食品です。不溶性食物繊維は腸内で便のカサを増やしてくれるので、腸のぜん動運動を促し、便秘解消をサポートしてくれます。余分な老廃物を外に排出できれば、お腹周りのサイズダウンに効果的です。

さらに食物繊維は脂質・糖・ナトリウムなどを吸着して排出する作用があります。脂質や糖の過剰摂取は肥満の原因となり、ナトリウムは体のむくみを招く物質です。上手に体外へ出すことで、太りにくい体を目指せるとともに、糖尿病をはじめとした疾患予防に役立ちます。

また、タンパク質分解酵素のブロメラインにも、腸内の有害物質を分解する作用があると考えられています。パイナップルは腸の調子を整えるのに最適なフルーツと言えそうです。

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むくみの改善

パイナップルに含まれるカリウムにも、食物繊維と同様にナトリウムを体外へ排出する作用があります。

ナトリウムは水を溜め込む性質があり、過剰に摂取すると体にむくみが生じやすくなります。さらに高血圧症や食道がんのリスクも高めてしまうため、注意が必要です。カリウムや食物繊維を積極的に摂取することは、健康的な体を維持するためにも重要でしょう。

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糖と脂質をエネルギー化

パイナップルに含まれるマンガンには、体の新陳代謝を高める作用が期待されています。

マンガンはミネラルの一種で、タンパク質・糖質・脂肪などの消化吸収を行う酵素を構成しています。体内で糖質や脂質代謝を助けることで、そのエネルギー化を促進し、代謝アップをサポートしてくれるでしょう。

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パイナップルダイエットの正しいやり方

ここからは、パイナップルダイエットの正しいやり方を解説します。

おすすめの摂取タイミング

パイナップルを摂取するおすすめのタイミングを紹介します。

食前に

ひとつ目はパイナップルを食後のデザートとして食べるのではなく、食前に食べる方法です。

不溶性食物繊維の豊富なパイナップルは噛み応えがあるため、食事の最初のタイミングで食べると満腹感を刺激できます。食べ過ぎ防止につながり、1日の総摂取カロリーを抑えられるでしょう。また、タンパク質分解酵素によって、一緒に食べる肉や魚の消化にも役立ちます。

ただしパイナップルは糖質量は少なめですが、野菜に比べると多いので、寝る前の摂取はおすすめできません。特に夜はエネルギー消費量が少ない時間帯です。夕食の時間が遅くなってしまったときはパイナップルを食べないようにしましょう。

朝食に

パイナップルの整腸作用をより高めたいなら、朝食に置き換える方法がおすすめです。朝一番の食事は胃腸を活発にし、前日の老廃物の排出を促してくれます。このタイミングで不溶性食物繊維の豊富なパイナップルを食べれば、よりその作用を高められるでしょう。

朝はそのまま食べるだけでなく、アレンジのひとつとしてパイナップルジュースやスムージーにする方法もあります。その場合、芯ごとミキサーにかけて調理すると効率よく栄養素を摂取できます。

摂取量目安は1日200gを目指して

厚生労働省が定める「健康日本21」によると、健康的な体作りのために必要な果物は1日あたり200gと考えられています。そのためパイナップルダイエットをする際の摂取量も1日200gを上限として進めると良いでしょう。

果物は果糖が多く含まれるので、食べ過ぎは肥満のもととなります。パイナップル以外の果物も食べる場合は、フルーツの総摂取量を考慮して調節してください。

パイナップルダイエット継続のコツ

パイナップルダイエットを続けるコツを解説します。

生のパイナップルを活用して

パイナップルのダイエット効果を効率よく得るには、生のパイナップルを摂取するようにしましょう。パイナップルダイエットの要となるブロメラインが熱に弱い性質を持つためです。

特にパイナップルの缶詰は加熱処理されているので、ダイエットには不向きと言われています。そのうえ日持ちするよう糖分が加えられている製品が多くあります。逆に太ってしまう可能性がありますので、カットパインのような生のパイナップル製品をうまく活用してください。

常温で食べるのがおすすめ

パイナップルは南国で育つフルーツなので、体を冷やす作用があると言われています。そのため冷たいパイナップルをたくさん食べると、体を冷やし代謝が落ちてしまう可能性があります。

ダイエットで取り入れるときは、常温のパイナップルを食べるようにしましょう。冷凍パインも避けたほうが無難です。

筋トレを取り入れて

パイナップルに含まれる栄養素はタンパク質・脂質・糖質をエネルギー化することに長けているため、運動を取り入れることでより効率的なダイエットが可能になります。

特にタンパク質を分解するブロメラインが多く含まれるので、筋肉の増強に役立つ可能性が高いです。筋トレによって筋肉量を増やし、基礎代謝アップにつなげましょう。

パイナップルダイエットの注意点

最後にパイナップルダイエットの注意点をまとめます。

市販のパインジュースは避けて

パイナップルダイエットでは、パインジュースを避けましょう。飲みやすいよう、糖分が多く含まれている製品が多いためです。ダイエット中は余分なものが含まれない生のパイナップルを使うようにしてください。

食べ過ぎない

パイナップルの食べ過ぎには注意してください。ブロメラインの過剰摂取により、胃のむかつきや下痢などの副作用が報告されています。パイナップルはダイエットに役立つ食品ですが、それだけをたくさん食べるのではなく、バランスのよい食事を意識しましょう。

アレルギーや薬との相互作用があるケースも

パイナップルは一部の人にアレルギーが起きる可能性があります。パイナップルアレルギーがある人はもちろんのこと、他の食品のアレルギーを持っている人もブロメラインでアレルギー反応が生じる危険性が考えられます。特にゴムアレルギーは、果物アレルギーを発症しやすいため注意しましょう。

また、薬との相互作用にも気をつけてください。抗生物質のアモキシリンとの同時摂取で相互作用が起きた事例も報告されています。薬を服用中の人は必ず医師に確認してからダイエットをスタートさせましょう。

参考文献

栄養と健康の6つの関係