カムカムの栄養と効果効能・調理法・保存法

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カムカムの原産地や見た目、味などに関する基本情報、カムカムに含まれる栄養とその効果効能、栄養素を効率的に摂取する調理法や保存法などを紹介します。

カムカムとは

ビタミンCが豊富な果実が成ることで知られるカムカム(Camu Camu)は、フトモモ科の常緑樹です。原産地はペルーで、アマゾン川流域にある熱帯雨林の水辺に自生しています。

カムカムの実に含まれるビタミンCの量は、地球上に存在する果物のなかでもトップクラスです。レモンの約60倍、アセロラの約2倍ものビタミンCを含んでいます。

アマゾンの先住民は、古くから野生のカムカムを食べてきましたが、栽培されるようになったのは1990年頃と比較的最近です。当時問題になっていた、コカインの原料となるコカの木の栽培に代わって、ペルー政府がカムカム栽培を推奨したことが背景にあります。

カムカムの実は熟すと赤紫色になり、見た目はさくらんぼやアセロラに似ています。

実の収穫は、年間を通して可能です。ただし、アマゾンの雨季である12~5月に採取されるカムカムの実は、最もビタミンCが豊富だと言われています。

カムカムは酸味が強いため、生食には不向きです。果実が傷みやすいこともあり、日本で生の果実が流通することはほぼありません。

ジュース・サプリメント・パウダーなど、加工食品として販売されていることがほとんどです。

カムカムに含まれる成分・栄養素

カムカム100gに含まれる成分・栄養素は下記表の通りです。

名前単位カムカムパウダー(Publix Super Markets、Inc.)カムカムパウダー(Sunfood LLC)
エネルギーkcal333
タンパク質g00
総脂質(脂肪)g00
炭水化物、違いによるg80100
食物繊維g033.3
糖、NLEAを含む合計g00
カルシウム、Camg00
鉄、鉄mg360
カリウム、Kmg867
ナトリウム、Namg00
ビタミンC、総アスコルビン酸mg141604800
ナイアシンmg6.667
ビタミンA、IUIU0
ビタミンD(D2 + D3)、国際単位IU0
脂肪酸、総飽和g00
脂肪酸、総トランスg00
コレステロールmg00
出典:FoodData Central|USDA(米国農務省)

カムカムの効果・効能

カムカムに含まれる栄養素が持つ効果・効能・働きを解説します。

効果①:免疫力アップなど体の健康を維持

カムカムに豊富に含まれるビタミンCは、人間の健康を維持するのに欠かせない栄養素の一つです。ビタミンCは人の体内では合成できないため、食品やサプリメントから摂取する必要があります。

ビタミンCは免疫細胞を活性化して、体内に侵入した細菌やウイルスを攻撃する白血球の機能を助けます。

現存する植物のなかで最大級とも称されるほど多くのビタミンCを含むカムカムは、免疫力を高めたいときに最適なフルーツと言えるでしょう。

また、ビタミンCは、骨・血管・筋肉・各器官などを丈夫にするコラーゲンの合成にも不可欠です。コラーゲンが不足すると、骨が折れやすくなったり血管が破損しやすくなったりしてしまいます。

効果②:肌の美白・トーンアップに効果的

ビタミンCは、健康面だけでなく美容にも嬉しい効果のある栄養素です。

その一つが美白作用。シミやそばかすは、紫外線に当たることで生成されるメラニン色素が、肌に過剰に蓄積してしまうことで起こります。

ビタミンCには、メラニンの合成を抑制する効果と、できてしまったメラニンの色を薄くする2つの効果があると言われています。

効果③:クエン酸で疲労回復

カムカムには、ビタミンCだけでなくクエン酸も含まれています。クエン酸は、フルーツや野菜に含まれる酸味成分の一種です。

乳酸は運動後に体内で発生する物質で、筋肉疲労の原因と考えられています。クエン酸は乳酸の分解を促進する作用が認められており、疲労回復の効果を期待できます。

効果④:アンチエイジング・生活習慣病の予防効果

ポリフェノールは、活性酸素を取り除く抗酸化物質の一つです。過剰な活性酸素は体にとって有害となり、細胞の老化や生活習慣病との関連も指摘されています。

抗酸化作用のあるポリフェノールは、アンチエイジングや生活習慣病の予防にも役立ちます。

ポリフェノールが豊富なのも、カムカムの特徴です。カムカムは、若々しい体を維持したい方にとって有用なフルーツと言えるでしょう。

カムカムの食べ方

カムカムのおすすめの調理方法や、食べる際の注意点を解説します。

カムカム果汁を使ったレシピ

カムカム果汁は、水や炭酸水で薄めてドリンクにするのはもちろん、サラダ・カルパッチョ・ゼリーなどさまざまな料理にアレンジすることができます。

なかでも手軽で取り入れやすいのが、カムカム果汁を使ったサラダ用ドレッシング。オリーブオイル・塩コショウ・カムカム果汁をお好みの分量で合わせれば、ほどよい酸味のああるドレッシングの出来上がりです。

生野菜にかけて食べるのはもちろん、サーモン・タコなどのカルパッチョのソースとしても使えます。

カムカム果汁は、ゼリーやケーキなどのデザートにもアレンジ可能。ゼラチンとカムカム果汁を混ぜ合わせるだけで、爽やかな酸味を楽しめるカムカムゼリーが出来上がります。

カムカムパウダーを使ったレシピ

粉末状のカムカムは、スムージーにして楽しむのが手軽でおすすめな食べ方です。

ほうれん草・小松菜・りんご・バナナなど、お好みの素材にカムカムパウダーを混ぜると、より栄養価の高いスムージーになります。

そのまま食べられるサプリメントやお菓子が便利

果汁やパウダーのほか、調理なしでそのまま食べられるカムカムのサプリメントやお菓子も忙しい方を中心に人気を集めています。

グミ・キャンディ・シャーベットなど、さまざまな加工食品が販売されているので、美味しく栄養を摂りたい方はぜひチェックしてみてください。

カムカムを食べる際の注意点

妊娠中・授乳中にカムカムを食べることが安全かどうかについては、信頼性の高い情報がありません。

副作用などが心配な方は、必ずかかりつけ医に相談してから摂取するようにしましょう。

カムカムの保存方法

カムカムの栄養素を損なわない保存方法を解説します。

カムカムは果汁やパウダーなどさまざまな商品として出回っているので、それぞれに定められた保存方法を守るようにします。

ビタミンCなどの栄養素は、誤った保存保存や調理方法によって減ってしまう可能性があります。カムカムが本来持っている栄養素を損なわないよう、高温多湿と直射日光を避けた涼しい場所に置くようにしましょう。

要冷蔵の表示があるものに関しては、必ず冷蔵庫で保管するようにしてください。

参考文献

健康食品の素材情報データベース

カムカム飲料の抗酸化活性に関する研究

ビタミンC|「統合医療」情報発信サイト

抗酸化物質|e-ヘルスネット

クエン酸もしくはレモン果汁摂取による 運動後の血中乳酸消去の促進