Book review|『におわない人の習慣』

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今回紹介する書籍は、ご自身も加齢臭に悩み、様々な方法を試し克服した著者が、資生堂やマンダムなどの加齢臭対策商品のメーカーを徹底取材し、効果のあった方法を紹介する加齢臭読本の決定版、『におわない人の習慣』をご紹介させていただきます。全オトナ必読の書として語り継がれる本書籍は、加齢臭に悩む人はもちろん、清潔に若々しい印象をキープしたい人へもおススメです。

書籍情報

書籍名:におわない人の習慣

著書名:奈良 巧 

出版社:草思社

出版日:2017年7月13日

ページ数:223ページ

におわない人の習慣

この本の目次

第一章 「加齢臭&汗くささ」の基礎知識

第二章 加齢臭が消える「セッケン」&「体と頭皮の洗い方」

第三章 加齢臭が消える「保湿習慣」&「ワキ臭対策」

第四章 加齢臭が消える「食事習慣」&「サプリメント」

第五章 加齢臭が消える「洗剤」&「選択法」

第六章 「他人のニオイ」の対処法

この本の要約(ざっくり言うと)

  • 加齢臭の基礎知識として、自分の臭いを嗅ぐ方法を紹介。
  • 年代による加齢臭の原因物質は異なり、資生堂が発見した「ノナネール」、ライオンが発見した「ペラルゴン酸」、マンダムが発見した「ジアセチル」などの原因物質を紹介
  • 皮脂の分泌量の多い8つのゾーンを紹介
  • 体の洗い方、シャンプーの正しい仕方を紹介
  • ボディソープおススメブランド紹介
  • 加齢臭が消える、保湿の有効性を解説
  • 加齢臭が消える、食事方法、サプリメント、生活習慣を紹介

この本の必読ポイント

前半は、加齢臭の基礎知識。何が原因となって不快なにおいを解き放つのかを明確にしてくれます。資生堂やマンダム、ライオンなどの加齢臭への取り組みの歴史も、ざっと把握することが出きます。若い人の汗臭さは、角質と汗が菌で分解されることが原因であり、30代以降の脂くささは皮脂の酸化が原因です。この原因を抑えておくことで対策の道筋が見えてきます。

皮脂の分泌量の多い場所は、8つありイラストで図示されています。これ異臭が気になる人は印刷して貼っておきたい有難いイラストでしょう。この8つのゾーンを意識して体を洗うことが最初の一歩になります。またシャンプーの仕方はマスターしたい内容です。「後頭部の」「頭皮を」「ブラシで」「二度洗う」という事の重要性が理解できます。また皮脂は取れば取るほど分泌されます。こすり洗わずに、「丁寧に入念に洗う事」入浴回数を増やすことが有効です。

後半では、加齢臭が消える「保湿習慣」や「食事習慣」サプリメントなども紹介しています。保湿においては肌のタイプがどうであろうと、風呂上がりに乳液を使って保湿するのが大切です。食事では、特に常温で固まる油に注意が必要です。動物性の脂を摂ると脂が体内で参加し、加齢臭が発生する原因になります。酸化防止には「抗酸化ビタミン」と「ファイトケミカル」が効果的です。肉より魚、魚より大豆と心掛けましょう。

さらに、アルコール・タバコ・ストレスはビタミンCを消費してしまうため、加齢臭の大敵です。健康食とストレスのない生活を心掛けることが大切です。

また、資生堂の研究機関で身体の中でも脂質は参加して、ニオイとなって皮膚から放出されることが分かりました。若い頃は、還元型コエンザイムQ10が体の中で作られますが、年齢を重ねるごとに、作り出す能力が衰えてきます。還元型コエンザイムQ10をサプリメントで摂ることも有効です。

この本のキラーフレーズ

ここではこの本を読んで、メモに残したい箇所、座右の銘にしたいほどの名言、刺激的で誰かに教えてあげたい内容を引用します。あなたの明日からの行動を変えるキッカケとなる名フレーズがあるかもしれません。

“コエンザイムQ10をとることで、体内から発生する加齢臭を減らすことができる”

“加齢臭は、きちんと入浴するだけでは防げない”

“40代はもっとも体臭が発生しやすい時期”

“「後頭部の」「頭皮を」「ブラシで」「二度洗う」”

“ミドル脂臭は約6時間で復活する”

“皮脂は取れば取るほど分泌される。こすり洗いはダメ”

“素人のこすり洗いは百害あって一利なし”

“高価な石鹸には、泡立ちや香りなど「抜群の使い心地」がある”

“肌のタイプがどうであろうと、風呂上がりに乳液を使って保湿するのは大切”

“揚げ物を食べるのは、参加した脂を食べるようなもの”

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