昆布茶ダイエットの効果と正しいやり方・継続のコツ・注意点

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昆布茶ダイエット

昆布茶ダイエットの効果と正しいやり方、継続のコツから注意点までを解説します。昆布茶ダイエットにチャレンジしたい方はもちろん、すでに昆布茶ダイエットに取り組んでいるけれど、いまいち成果が出ないとお悩みの方もぜひご覧ください。

昆布茶ダイエットとは

まずは昆布茶ダイエットや、昆布茶がどのような食品なのかを解説します。

毎日1杯の昆布茶を飲むだけの簡単ダイエット法

昆布茶ダイエットとは、毎日1杯昆布茶を飲むダイエット方法です。

食事制限ではないため、すぐに大きな減量は見込めませんが、昆布茶の効果で健康的に体質を改善することを目指します。昆布茶を飲むだけのダイエット法で、継続しやすいことも昆布茶ダイエットのメリットです。

ただし、飲むタイミングや飲む量に注意して行う必要があります。正しい昆布茶ダイエットのやり方は、後で詳しく解説します。

昆布茶とは

昆布茶とは、昆布を乾燥させてお湯を注いで飲む飲料です。「茶」と名は付くものの、一般的な昆布茶に茶葉は入っていません。

昆布は細切りや粉末状に加工されているものが一般的ですが、なかには角切りの昆布を使うものもあります。食塩が加えられているほか、あられ・玉露・梅肉入りの昆布茶も販売されています。

近年は飲料として飲まれるだけでなく、料理の味付けとして使われることもある食品です。

次の表に、昆布茶100gあたりに含まれる主な栄養素をまとめました。

エネルギー98kcal
たんぱく質5.7g
脂質Tr
炭水化物42.3g
Tr(trace) :微量含まれているが、成分の記載限度に達していないもの。
出典:日本食品標準成分表2015年版(七訂)|文部科学省

昆布茶ダイエットの効果

次に、昆布茶がダイエットに効果的な理由を解説します。

グルタミン酸と食物繊維で満腹感を得やすい

昆布茶に含まれるグルタミン酸と食物繊維は、満腹感を覚えやすくダイエットに効果的な栄養素として知られています。

グルタミン酸とは、脂肪の蓄積を抑制したり脳を活性化したりする作用のあるアミノ酸です。一般的には、旨味成分として知られています。

旨味成分であるグルタミン酸を多く含む昆布茶を摂取すると、脳が満足感を得るため満腹感が強まると考えられています。

また、食物繊維は腸内の水分を吸収して膨らむ性質や消化管内をゆっくり流れる粘着性をもっている栄養素です。そのため、昆布茶を飲むと満腹であると感じやすくなって、食べすぎを予防できます。

食物繊維の効果・1日の摂取目安量・多く含む食品・効率のよい摂取方法|NANIWA SUPLI MEDIA

フコキサンチンが脂肪燃焼を促進する

フコキサンチンとは、海藻類に多く含まれるカロテノイドの1種です。カロテノイドは、動植物の色素に関わる成分で、リコピンやβ‐カロテンも含まれます。

昆布茶にも多く含有するフコキサンチンは、熱産生に関与しており、脂肪を燃焼して体熱に変換する働きを示します。フコキサンチンは脂肪燃焼を促進するため、ダイエットに効果的な成分です。

アルギン酸がコレステロールを下げる

アルギン酸は、海藻類に含まれる植物由来のぬめり成分です。昆布のほかに、わかめ・ひじき・もずくにも豊富に含まれています。

昆布茶のアルギン酸は、コレステロールを材料として作られる胆汁酸の排泄を促進します。結果的に、血中のコレステロールが下がるメカニズムです。

わかめの栄養と効果効能・調理法・保存法|NANIWA SUPLI MEDIA

ひじきの栄養と効果効能・調理法・保存法|NANIWA SUPLI MEDIA

もずくの栄養と効果効能・調理法・保存法|NANIWA SUPLI MEDIA

カリウムがむくみを解消

昆布茶には、ミネラルの1種であるカリウムが多く含まれており、むくみを解消する効果があります。むくみとはそもそも、血液が心臓に戻れず、血管から漏れ出て体液が足や手にたまった状態です。

カリウムは体液の調節をする栄養素で、体内での水分の移動に関与しています。血管の外に漏れ出た体液を血管へ戻して、全身の血流に乗せる働きでむくみを解消します。

カリウムの効果効能・1日の摂取目安量・多く含む食品・効率よく摂取する方法|NANIWA SUPLI MEDIA

ヨウ素が基礎代謝を上げる

海藻に多く含まれるヨウ素は、基礎代謝を促進する栄養素です。体内のヨウ素のほとんどが甲状腺に分布し、甲状腺ホルモンの材料になります。

甲状腺ホルモンは、基礎代謝を促進して成長を促す働きがあります。昆布茶を摂取すると、含まれるヨウ素が甲状腺ホルモンとなって代謝を促進するため、ダイエットに効果的です。

ヨウ素の効果・1日の摂取目安量・多く含む食品・効率よく摂取する方法|NANIWA SUPLI MEDIA

昆布茶ダイエットの正しいやり方

ここからは、昆布茶ダイエットの正しいやり方を解説します。

昆布茶を摂るタイミングは朝

昆布茶ダイエットでは、飲むタイミングが重要です。

一般的には、朝起きてから朝食を摂る前に飲むとよいと考えられています。空腹時に飲むと、昆布茶に含まれる食物繊維で満腹感を得やすいためです。

また、朝食以外の食前や間食でも問題ありません。空腹時に昆布茶を飲むのが、昆布茶ダイエットのポイントです。

1日1杯でOK

昆布茶ダイエットは、1日1杯の昆布茶を飲むダイエット法です。ダイエットとはいえ、昆布茶を1日にたくさん飲む必要はありません。

1日に2~3杯飲んでもよいですが、昆布茶には食塩が多く含まれています。昆布茶の飲み過ぎは塩分過多になるため、飲みすぎには注意しましょう。

昆布茶ダイエット継続のコツ

昆布茶ダイエットは、食事制限をするダイエット法ではないため、効果はすぐに現れません。じっくりと体質を改善していくイメージで続けることが、昆布茶ダイエットを継続するポイントです。

「効果が現れない」「効果が薄い」と感じたときは、昆布茶ダイエットを継続しながら別のダイエット法も併用してみましょう。

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昆布茶ダイエットの注意点

昆布茶ダイエットを行ううえで、注意したいポイントを解説します。

塩分摂取量に注意

昆布茶に含まれる塩分量は100gあたり48.3g。粉末状の昆布茶1杯分は約2gのため、昆布茶1杯に含まれる塩分は約1gです。

塩分の摂りすぎは高血圧を招き、心臓の肥大や脳卒中、心不全などの疾患を起こしやすくなります。日本高血圧学会では、食塩摂取量を1日6g未満にするよう推奨しています。これは昆布茶6杯相当です。

塩分は多くの食品に含まれているため、昆布茶を何杯も飲むと1日の食塩摂取量が増えてしまいます。そのため昆布茶ダイエットをするときは、1日1杯を目安にしましょう。あるいは、減塩昆布茶や無塩昆布茶を飲むのもおすすめです。

昆布茶だけで痩せにくいときは別の方法と併用する

昆布茶ダイエットをしても痩せにくいと感じたら、別のダイエット法も併用しましょう。続けやすいおすすめのダイエット法は、以下のとおりです。

  • タンパク質ダイエットと運動で健康的に痩せる
  • 主食をもち麦・玄米・オートミールなどに置き換える

タンパク質ダイエットの効果と正しいやり方・継続のコツ・注意点|NANIWA SUPLI MEDIA

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参考文献

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